2010/02/07

論文で気をつけること入門(その一)

論文やレポートを呼んでいて,ちょっとアドバイスしたいことを下に.

・文章は必要最小限,簡潔に.
・・必要最小限とは,「何を」「どのように」「どうなったか」
・・結果を述べる部分で「・・・で思われると考えられる」「・・であると予想される」と言った客観性の無いことを書くくらいなら,書かないほうが良い.触れる必要があれば,「今後は・・を精査する必要がある」など.
・・日本語的に意味が通じないパラグラフがひとつあれば,その論文(レポート)は台無し.
・・どうでも良い所で「言い換えると・・である」「すなわち・・である」的な部分は論文の場合は紙の無駄遣い.一文で言う.大発見をしたときか,文学作品を書く時くらいになら使っても良い.


・接続詞の使い方
・・「しかし」("but""however")の後には,著者の言いたいことが入る.ひとつの事を述べるフレーズの中で,2回「しかし」が入る事はあり得ない.そう言った文章なら筆者の言いたいことが無い,と言うこと.
・・同時に考慮する必要がある事が2つ以上ありつなげたい場合は,「一方で」(while)などが良い.何れにしても多様は読みにくい文章のもと.
・・「そして」「また」も多用すると稚拙な文章に見える.並列を書きたい場合のアイデアとしては,箇条書きにするか,「ひとつは・・,ふたつめには・・」などが良い.


・体裁的な部分
・・半角「, .」の後には,半角スペースを入れる.全角なら不要.
・・変数はイタリック.一般用語はボールド.電子の質量ならmeでは無くて,meとする.(eは電子をあらわす一般用語についての記号だから)

また気が付いたら「その二」を書こうかな.でも,僕も未だ迷う部分が多いところです.
講義レポートの注意点で求めていることも,このようなこと.

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