2015/11/29

11/26(木) ゼミ報告

皆様お久しぶりです!初めての方は初めまして!
金崎研究室M1の倉田です!

ゼミ実施日から時間がたってしまいましたが、ゼミ報告です!
11/26のゼミはB4鳴海君と私倉田の進捗報告を行いました。

  • 鳴海(進捗報告):「JAVAによる流体解析ソルバに関する研究」

 今回の報告では鳴海君が行っているJAVAの流体解析ソルバの改良点の紹介がメイントピックでした。(定常計算→非定常計算、計算アルゴリズムの変更(fractional step→SIMPLE)、有限差分法→有限体積法)
 なかなか専門的な単語ばかりで難しいですね…。コンピュータ上で流体の動きを、いかに実現象に近づけて再現できるのか、数値計算はこのあたりがネックになるのでしょうか?当研究室ではJAVAを研究に利用している人はいないので、どんなソルバができるのか楽しみですね!

 まずははじめにテストケースとして円柱周りの流れについて計算を行い、今後NACA4桁翼型について計算を行えるように改良をしていく予定のようです。 
 ゼミ後に現状のソルバを拝見させてもらいましたが…なかなかいい感じです…!画面でリアルタイムに数値計算が行われ、かつその流れの様子が動画として見られるのは、映像を描写できるJAVAなどの高次言語の機能ならではかと思います!(余談ですが、数値流体関係の学生として、このソルバの動画をスクリーンセーバーにしたいと思ったり思わなかったり…)
 本当はその映像をこのブログで紹介したいところではありますが、ご自身の目で確認していただきたいです!

何はともあれ今後の発展に期待大です!!!


  • 倉田(進捗報告):「安定性を考慮した有翼式宇宙往還機の設計」

 今回の進捗ではついに設計についての発表をすることができました!おもに今回は「要求性能、全機諸元設定、使用エンジン、使用燃料」等について調査したこと、決定したことを報告しました。
 今までは「プログラムが動きません…」「計算が発散します…」「可視化をするときにエラーが出て格子情報が欠落します…」等のプログラム関連の進捗ばかりでしたが、2週間ちょっと前の宇津木さんの報告どおり、現在計算環境はすべて最新のもので整いました!おかげで計算結果の信憑性も確保され、いよいよ設計というところです!

 自分が設計しようとしている有翼式宇宙往還機というものは、言ってしまえば小型版スペースシャトルのようなものです。スペースシャトルは当時、宇宙往還の低コスト化を目標として設計されましたが、2回の大きな事故によってシャトルの保守点検、安全点検のために莫大なコストがかかり本来の目標とは大きく異なるものになってしまったといわれています(それをやりきった当時アメリカの予算もすごいですが…)。しかし設計方法・材料・制御技術など、シャトルの設計された50年以上前と比べ、科学技術は格段に進歩していると思います。現在の技術で有翼式宇宙往還機を設計すれば必ずスペースシャトル以上のものができると信じています。そうすれば宇宙旅行が当たり前なんて日も現実になるかもしれません…!

そのためにも、見た目も新しくかつ安全で高性能な機体の設計ができたらいいなと思っています。

以上2名の報告でした!長々と失礼しました!

2015/11/19

11月19日ゼミ報告

こんにちは!B4北崎です。

ゼミ報告を行います。

今回は、自分を含めたB4の3人の進捗報告でした。



北崎(進捗報告)
超音速機に関する研究です。
今回は計算するための前準備、前処理についての報告が主でした。
計算はまだ行えていません。
エラー続きで研究が遅れているので頑張ります。


富澤(進捗報告)
火星探査航空機に関する研究です。
翼型配置の影響に関する計算結果を見せてくれました。
翼型配置によって流れ場が異なり、性能に差が出ており、
考察が面白そうな結果となっていました。


小林(進捗報告)
機体騒音低減に関する研究です。
今回は参考論文の紹介とスラット配置に関して報告をしてくれました。
スラットによる騒音発生の仕組みの説明がわかりやすかったです。


簡単ですが、こんな感じでした。

B4は僕を筆頭に研究が遅れています。。。
卒論に向けてがんばりましょう!

11月16日ゼミ報告

こんにちは。M2の小堺と申します。ほぼ同じ名字の小堺一機さんが司会のごきげんようが終了すると知り、少し寂しいです(読み方が”こさかい”と”こざかい”の違いだけ)。
昨日のことなのですが、研究室にテレビ取材が入りました。テレビ撮影は今年度に入って3回目なのでメディアを通じて研究室をアピールできる機会も多く、ありがたいことと感じております。私達も今回は知っている方にお会いできて楽しかったです。放送日など決定いたしましたらまたブログでご報告させていただきます。

今回は11月16日(月)のゼミ報告を行わせていただきます。私と外国人留学生2人の計3名が発表致しました。留学生のコメントも英文になりますが掲載いたします。


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Norazila (Progress Report)
I presented my progress report regarding the FaSTAR results last Monday.
In my presentation, I explained about the new results of FASTAR computation with changing the moment center value. The moment center referred to the grid dimension value.

Firstly, the results shown for computation checked of Mach number 0.85. I shown the comparison results in between of Mach number 0.7 to 0.85 for Nasa's CRM model using new version FaSTAR, old CFD results and DATCOM. The results that shown agreed well between CFD and experiment results. However, DATCOM not good results, since DATCOM is the low fidelity prediction.  

Secondly, the results for Mach number 0.1 was explained for updating computations.The flow field of Mach number contour and pressure coefficient were plotted and explained for the comparison of static and steady rotation method of prediction aerodynamic derivatives.


Atthaphon (Joe) (Progress Report and Practice for Presentation)
This time, I presented the theory of multi-fidelity optimization by Co-kriging method.
In this presentation, I presented how to combined results of low fidelity data and high fidelity data using Co-kriging method. I also showed 1-D example and 2-D example and the results of these example by Co-Kriging method compared with original Kriging method. In addition, I practiced my presentation of SSI-2015 conference in this meeting.


小堺(発表練習)
前回に引き続き、アジア太平洋航空宇宙技術国際シンポジウムに向けての発表練習を行いました。前回よりはスライド内の文章を見やすくし、発表内容も流暢に話せるよう意識しました。しかし初めての国際会議ということで中々苦戦しております。来週がいよいよ本番なので残りの時間でもSpeakingの練習などを欠かさず行い、悔いのないように発表してまいります。

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いよいよ外も寒くなり、卒論・修論の時期となってきました。気を引き締めて取り組んでいきたいと思います!

2015/11/16

11月12日ゼミ報告

M1依田です.


自己紹介とゼミ報告をさせていただきます。



昨年度最初に自己紹介したのですが、

僕のことをもっともっと知りたいという声が非常に強く

2度目の自己紹介を少しだけさせていただきます。

好きなことは旅行です。

夏休みにはタイ・カンボジアに行きました。

一泊3ドルの安宿に泊まったり、1ドルの屋台ラーメンを食べたり、

原付で片道2時間の距離を2人乗りしたり…

研究で忙しく(本当ですよ)ぜんぜん用意できないまま出発の日を迎え

泊まるとこ見るとこほとんどぶっつけ本番な

貧乏旅行でしたが健全な楽しい旅行でした。

海外旅行にいけるのも

やるべきことをやっていれば基本的に自由という金崎研究室だからこそかもしれませんね。



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ゼミ報告

Joe(発表練習)
函館で行われる学会(SSI)の発表練習をしました。
ヘリコプターの翼について最適化の研究を行っているようです。
(Joeは最近ものすごく機嫌がいいようです。理由はわかりません。)

小堺(発表練習)
M2の小堺です。
今回は今月末に行われる国際学会向け資料の発表練習を行いました。今日が初回でしたが、後輩たちからどんどんスライドに対するツッコミが入れられました。まだスライドの作り込みが甘いのでどんどん修正して良いものにしていきたいです。そして後輩だけでなく、同期の学生からもゼミ中に意見が出ることを願います。

杉山(進捗報告)
スプリットウイングレット小翼に対する最適化の研究を行ってる杉山です。
今回のゼミでは前回の進捗からいろいろと初期パラメーターが変更されたので主に
変更についての報告を行いました。立ちはだかる壁はウォールローゼ並みに大きいですが
航空宇宙学科らしく立体機動をうまく使い頑張って乗り越えていこうと思います。(;´Д`A ```
ちなみに山形の蔵王スキー場にある横倉の壁という傾斜角38度のコースすら越えられておりません。

依田(進捗報告)
単段式ハイブリッドロケットの設計最適化の研究を行っています。
O/Fをコントロールする燃焼方式を取り入れたコードを作成し、
最適化計算を行った結果を発表しました。
想定外の結果がでて困っております。
うまくいかないものですね…

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後期が始まってひと月ですが卒論、修論まであっという間です。

各自しっかりとした計画を立ててよい研究をしましょう!

2015/11/11

11月9日のゼミ 進捗報告

M2宇津木です。


9日のゼミ報告させていただきます。

本日は外部からゼミの見学に来てくださいました!
そのため倉田、宇津木の進捗報告に加え森上が研究室紹介を行いました。


倉田(進捗、英語)
北大スパコンにおいて、TASによるNS計算の環境構築について話しました。
念願のNS計算ができるようになりました!
今後のTASグループの活躍にご期待ください。


宇津木(進捗)
無尾翼機の展開モデルについて話しました。
平面形の決定を行ったので、次のステップである展開機構について取り組んでいます。
ヒンジラインの位置や計算条件(機体に対する主流方向など)についてアドバイスをいただきました。
アドバイスを元に再度機体作成を行い、早急に数値解析を行いたいと思います。


金崎研ではいつでも研究室及びゼミ見学を歓迎しています!!
配属先を考えている首都大生だけではなく、外部の方からの見学も大歓迎です。
研究室見学は気軽に研究室へ訪問してください。いつでもメンバーが対応いたします!
ゼミ見学の際は事前に金崎先生またはメンバーへコンタクトをお願いします。

最近寒くなってきました。
体調管理に気をつけ研究活動頑張りましょう。

2015/11/10

B4自己紹介④

大変遅くなりましたが、自己紹介をさせていただきます。。。

金崎研究室に配属されました、B4の富澤です。
ちなみに読み方は”トミサワ”です。濁らないです(笑)


趣味はダンス(HIPHOP)です。
ダンスは高校のころからやっていて、中学ではサッカーをしていました!
出身は北海道函館市です。長期休暇にしか帰れませんが、とても好きな地元です。
ぜひ旅行で行ってみてください!食べ物と夜景がおすすめです。


自分の研究テーマは無尾翼型火星探査航空機についてです。
金崎先生の授業で、以前からこの研究についてのお話は聞いていて、配属される前から興味がありました。なので、今こうして火星探査航空機について研究ができていることは嬉しい限りです。

しかし、まだまだわからないことばかりで先輩方に助けられてばかりです。
来年度は自分がB4に色々と教えることが出来るように頑張りたいと思います。


自分も大学院への進学が決まっていますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。


富澤


2015/11/09

B4自己紹介③

はじめまして!
B4北崎です。

遅くなりましたが、自己紹介をさせていただきます。

配属されて半年がたちましたがまだまだ勉強不足で、先輩方を頼るばかりです。

研究は、超音速機に関する研究をしていますが
まだまだこれからなので、ちゃんと卒業できるか不安になってきました。。。

でも超音速機!かっこいいのでがんばります!!


これといった趣味がないので話すことがあまりないのですが、食べることが好きです!

そのせいで最近は運動もしていないのと重なって、太る一方でしたので、

軽めのダイエットを始めました!温かく見守ってください。


短いですがこれぐらいで!
大学院への進学も決まっているので、これからもよろしくお願いします!


北崎

はじまる,後期ゼミ! そして11月5日感想



お久しぶりです.M1の森上です.
後期からはしっかりみんなでブログ書いていきます!



修士の研究も目指すところに向かいうまく進めており,

研究が楽しくなってきた今日この頃です.(いい意味です)



お知らせです.

金崎研究室の後期のゼミは,月曜日・木曜日の午前10時半からです.

研究生も含め有意義な活気のあるゼミにしていこうと思いますので,

ゼミの見学や参加等是非お待ちしております.



今日は,11月5日(木)のゼミについてすこし書こうと思います.

発表者はM1からは森上,後藤,M2から伊藤さんの3人でした.

伊藤さんは,9日発表だったのに。。。。急遽発表してくれました!さすがM2!

まず,森上ですが,今は固有直交分解というある種の特徴抽出をおこなってHTV-Rまわりの流れ場を見ようとしています.

主に行列計算なのですが,学部のころのつけがまわってきまして…

かなり勉強させられることになりました!みんなも授業は身になるように日々努力しよう!w

今は,固有直交分解を使用するに当たってのツールを作り終えまして,テストケースに適用しようとしているところです.

ずっと文字ばかり見てきたので,ついに流れ場を見れると思うと興奮します!(やばくない)



次にM1 後藤の発表です.

エンジン給排気の数値計算を行っています.

支配方程式をすこし変えたりしてみてるようですが,条件設定などかなり大変そうです.

自分の中で,機体のエンジン表現はフロースルーが一般的だったので,

数値計算でエンジンの給排気をを表現できるようになることはすごいなと感じました.

がんばれ後藤!!



最後にM2 伊藤さんです.

われらが誇るロケットファミリーの長登場です!

今年から新たなツールを使用しており,

条件など変えてそれを確認している段階?のように思えました.

到達高度を変えての変化にたいしての発表で,なかなか自分には難しかったです。。。



こんな感じのゼミでした!

森上自身の頭のスペックのためほかの発表者のすごさなどあまりお伝えできませんでしたが,

みんな自分の研究のため日々がんばっています.

みんなに負けないよう自分も研究に励みたいと思います!


それでは次回更新までさようなら!!





森上でした.







2015/11/04

学会レポート(ICFD2015)

こんにちは.D1の岸です.

日が暮れるのが早くなりましたね.皆さんいかがお過ごしでしょうか.

今回は先日仙台で行われた国際学会の模様をレポートしたいと思います.私にとっては初の国際発表となるこの学会は,東北大学(我らが金崎先生の母校)の流体科学研究所が主催しているICFD(International Conference Flow Dynamics)という学会です.去年は当研究室から伊藤くんや土屋くん,杉山くんが参加してきました.この学会,ほぼ毎年仙台で行われているのですが,今年もその例に漏れることなく仙台駅から車で10分ほどの距離にある仙台国際センターで行われました.

会場の外観はこんな感じ.

仙台国際センター

入口の様子を撮っていると偶然金崎先生が到着されたので記念写真をパシャリ.


金崎先生と

中に入ると目の前にどーんと大階段!

私は学生向けのポスターセッション2日目に参加しました.このセッション,準備から進行(司会など)まで全て学生によって行われており,留学生も多く見受けられました.

流れとしては最初に自分のポスターの宣伝も兼ねたショートプレゼン(3分)を参加者全員が行い,その後自分のポスター前で見に来てくれた人と個別に研究成果を説明したり議論したりします.

ショートプレゼンの様子
ポスター発表の様子

ポスターでの学会発表は初めてだったので勝手がわからずバタバタしましたが,無事に終えることができました.英語での説明も苦労しましたが,拙いながらもなんとかこなせてホッとしました.

夜には大ホールで懇親会に参加しました.

バイキング形式の立食パーティーだったのですが,前で行われる本物の琴の生演奏をBGMに多くの人が談笑しており大変な賑わいでした.

BGMは琴の生演奏!!

私も他大学の友達を作ることができ,彼らと楽しむことができました.参加している人がどの人も流体のスペシャリストばかり(当然かもしれないですが・・・)のせいか,会場全体がアカデミックな雰囲気に包まれ,その空気に圧倒されました.

初めての国際学会,初めてのポスター発表と初めてだらけで色々ありましたが大変いい経験を積むことができました.

研究頑張らなきゃなぁ・・・

きし