本日7/11(水)の学生自主ゼミの報告です。
今日はM2(成田&大塩)の進捗報告です。
#大塩
(進捗内容)
CFDと渦理論のハイブリッド手法で問題となっていた騒音予測のずれに対して、渦とブレードとの干渉及び渦の減衰を検証するために、2次元干渉計算をしている。
渦と翼後縁から放出される後流が干渉して、複数の強い渦が近接する流れが形成されることが分かった。
現在、ブレード翼列の干渉計算を実行している。
(質疑応答)
Q:2次元計算をする根拠は何か?
A:純粋に渦とブレードが干渉する現象を把握するために、
2次元計算をしている。計算パラメータ(ミスディスタンス*)と干渉結果の
相関関係を捉える上でも、2次元計算が必要である。
*ミスディスタンス:渦とブレードがどの程度離れているかを表すパラメータ
Q:支配方程式は何か?
A:オイラー方程式である。
使用している計算ソルバーは粘性解析もできるが、
渦と後流の干渉を把握する上で粘性効果を考慮しないで実行している。
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#成田
(進捗内容)
FaSTARを使ったSDMの定常運動解析。
空力係数と静微係数の計算結果及び各コンポーネントの寄与度。
非定常計算のための適正なクーラン数と内部反復回数の調査。
(質疑応答)
Q:寄与度のグラフの見方を詳しく教えて欲しい。
A:(+)に寄与するコンポーネントは機体を安定にする方に働き、
(-)に寄与するコンポーネントは機体を不安定にする方に働く。
Q:実験結果自体にもばらつきがあるが、どう解釈すべきか?
A:個々の研究機関が自前の風洞を用いて実験をしている。
NALの実験結果と比較するのが適切だと思う。
web siteはこちらへ.
2012/07/11
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