金崎研究室M1の倉田です!
ゼミ実施日から時間がたってしまいましたが、ゼミ報告です!
11/26のゼミはB4鳴海君と私倉田の進捗報告を行いました。
- 鳴海(進捗報告):「JAVAによる流体解析ソルバに関する研究」
今回の報告では鳴海君が行っているJAVAの流体解析ソルバの改良点の紹介がメイントピックでした。(定常計算→非定常計算、計算アルゴリズムの変更(fractional step→SIMPLE)、有限差分法→有限体積法)
なかなか専門的な単語ばかりで難しいですね…。コンピュータ上で流体の動きを、いかに実現象に近づけて再現できるのか、数値計算はこのあたりがネックになるのでしょうか?当研究室ではJAVAを研究に利用している人はいないので、どんなソルバができるのか楽しみですね!
まずははじめにテストケースとして円柱周りの流れについて計算を行い、今後NACA4桁翼型について計算を行えるように改良をしていく予定のようです。
ゼミ後に現状のソルバを拝見させてもらいましたが…なかなかいい感じです…!画面でリアルタイムに数値計算が行われ、かつその流れの様子が動画として見られるのは、映像を描写できるJAVAなどの高次言語の機能ならではかと思います!(余談ですが、数値流体関係の学生として、このソルバの動画をスクリーンセーバーにしたいと思ったり思わなかったり…)
本当はその映像をこのブログで紹介したいところではありますが、ご自身の目で確認していただきたいです!
何はともあれ今後の発展に期待大です!!!
- 倉田(進捗報告):「安定性を考慮した有翼式宇宙往還機の設計」
今回の進捗ではついに設計についての発表をすることができました!おもに今回は「要求性能、全機諸元設定、使用エンジン、使用燃料」等について調査したこと、決定したことを報告しました。
今までは「プログラムが動きません…」「計算が発散します…」「可視化をするときにエラーが出て格子情報が欠落します…」等のプログラム関連の進捗ばかりでしたが、2週間ちょっと前の宇津木さんの報告どおり、現在計算環境はすべて最新のもので整いました!おかげで計算結果の信憑性も確保され、いよいよ設計というところです!
自分が設計しようとしている有翼式宇宙往還機というものは、言ってしまえば小型版スペースシャトルのようなものです。スペースシャトルは当時、宇宙往還の低コスト化を目標として設計されましたが、2回の大きな事故によってシャトルの保守点検、安全点検のために莫大なコストがかかり本来の目標とは大きく異なるものになってしまったといわれています(それをやりきった当時アメリカの予算もすごいですが…)。しかし設計方法・材料・制御技術など、シャトルの設計された50年以上前と比べ、科学技術は格段に進歩していると思います。現在の技術で有翼式宇宙往還機を設計すれば必ずスペースシャトル以上のものができると信じています。そうすれば宇宙旅行が当たり前なんて日も現実になるかもしれません…!
そのためにも、見た目も新しくかつ安全で高性能な機体の設計ができたらいいなと思っています。
以上2名の報告でした!長々と失礼しました!
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